オーガニックコットンのフェアトレードーbioReプロジェクトの今ー
オーストラリアで今なお続いている森林火災が深刻です。人間への被害だけでなく、コアラやカンガルーなどこの大陸に住む固有の動物たちの生態系を脅かされています。推定ではコアラなどの哺乳類、鳥類、爬虫類などで10億ほどになるのではないかと言われています。
この火災と地球温暖化との因果関係は否定できないと多くの学者が言っています。
そんな今の地球を救える一つの方法としてオーガニックコットンがあります。オーガニックコットン栽培はCO2の排出を減らすことができます。地球環境に影響を与える問題はそれ以外にも多くあり、CO2の削減はたった一つの問題にすぎませんが、オーガニックコットンはそれ以外の環境負荷の問題をクリアすることができます。
オーガニカリーのオーガニックコットンはbioReプロジェクトという世界的に評価の高いフェアトレードのプロジェクトで作られていることをご存知でしょうか?
私たちOrganicallyはこのbioReプロジェクトで作られたオーガニックコットンであることも重要なこだわりのポイントとしています。
昨年末11月22日にbioReプロジェクトを1997年に立ち上げたREMEI社のCEOの新しい後任の若きリーダーが来日し、bioReナイトが開催されました。
bioReプロジェクトのスタート時の話から、現在までの成果について熱心にプレゼンテーションをしてくれました。
貧困な綿花工場でインドでは23もの学校を開校させ、タンザニアでは118の井戸、38の水タンクを造り、安全な飲料水を供給しています。昨年は7000トンの収穫を得て、農業者たちに総額で5000万円もの経済支援を実現できました。
イラストはグラフィックレコーダーの田辺エリーさんがその場で書き上げたその日の内容です。
グラフィックレコーダー ©Elie Tanabe
bioReプロジェクトはインドとタンザニアが中心ですが他の貧困な綿花栽培を行う国々でこうした活動が広がり、環境改善に繋がっていくことを願っています。
ただ、温暖化や環境破壊は待ったなしの状況なのでオーガニックコットン以外にも各企業の取り組み方を大きく変えていかねばならない時がきていると考えます。