柔軟剤の問題

昨日のYahooのトップニュースに
『柔軟剤の「高残香」タイプで体調不良を訴える人が増加』というニュースが取り上げられていました。

柔軟剤の香りシリーズがとても流行っています。大手洗剤メーカーは売上が前年度の1.4倍に伸びたと喜んでいます。が、この柔軟剤に使われる香りで体調不良を訴える人が増えているそうです。

特にシックハウス症候群や化学物質過敏症の患者さんは電車やバスの中、近隣から来る匂いで体調不良を訴えています。

これらの香りにはアントラニル酸メチル、、ジヒドロキシジメチル安息香酸メチルなど多種類の化学物質を組み合わせた人工香料を使用しているそうです。

やはり大企業は大量生産とコスト削減で原料に化学物質を使用してしまうのですが、天然ハーブの香りを使ったり工夫したものもあります。

しかし、そもそも柔軟剤自体、お勧め出来るものとは思えません。
柔軟効果は、薄い油の膜で布地を覆うようにして、繊維の滑りを良くし、手触りを柔らかくしています。柔軟剤の主成分“陽イオン界面活性剤”は、界面活性剤の中で一番有害と言われています。皮膚表面を覆っている皮脂膜を溶かして除き、皮脂膜がとれてむき出しになった角質層のタンパク質を破壊し、変性を起こすそうです。小さな子供には使わないようにと言われています。また、分解されず、水に薄まっても毒性を失わず、いつまでも生物に害を与えてしまうとまで言われています。そこに香りの化学物質がプラスされているのですから、体に異変がでるのは当たり前とも思えます。

このようなニュースを最近良く耳にしますが、問題とされてからでは遅すぎます。
影響力の大きい大手メーカーこそお客様を裏切ることのないものづくりをしてほしいです。

オーガニック食のこだわり

昨日、高崎でアパレルと飲食を経営されているバイヤーさんが遊びに来てくれました。
毎度、手みやげを頂くのですが、今回も素敵な品々を頂戴致しました。

今回はオリジナルの焼き菓子に加えて、「米粉で作られたコメコカレー」と
「洗双糖」どちらも大変こだわった商品で、熱い説明を聞きました。

「洗双糖」は、種子島で栽培したサトウキビを原料としていて、化学的精製がされていなくビタミン・ミネラルを豊富に
含んだものです。上白糖と洗双糖の違いは違いを簡単に表現すると白砂糖は白米、洗双糖は玄米の関係に似ているようです。
着色剤・防腐剤は一切使用していないので、安心して食せます。

「米粉で作られたコメコカレー」は素材のお米自体が無農薬・無肥料で栽培されたお米です。
生産者成沢さんの娘さんがアトピーを発症して以来、「生産の現場にいる人間として真に身体に良いものの生産に携わりたい」
という想いから、「奇跡のりんご」で有名な木村さんの教えを受けて生産をスタートさせたそうです。
そのこだわりの米粉をベースに小麦粉、動物性原料、添加物は使わず植物性素材だけで作ったカレールーです。

成沢さんの想いは私達も凄く共感します。
洋服なども流行ものばかり作って、次々にお客様に購入させて、そして生産背景は化学薬品まみれで
効率とコスト重視、という流れはどうなんだろう?とアパレルをする中で私達も疑問を感じました。
ものを作る側にはお客様へと環境にそれなりの責任を持って生産しなければならないと思っています。

素材等にこだわったものづくりをしている人はみんな同じ気持ちなのでしょう。

今回いろいろなお話を伺い、食品についてももっと知識を深めたいと感じました。