在庫を長らく切らしておりました、ボーダードルマンバスローブが入荷しました。
現地で作られた糸が日本に入り、日本の愛媛県今治にてパイル生地にし、製品へとなります。
その工程の中で、パイルは長い歴史を持つパイル職人によって丁寧に作られす。
パイル生地にする織機は骨董品とも呼ばれるほど年季の入ったシャトル織り機を使用しています。
そのため、ゆっくりで1日に数十メートルしか仕上がりません。
現在は高速の織機が主流な中で時代遅れかと思われますが、そのゆっくりと作る工程だからこその
良さがあります。高速な織機ではパイルに負荷がかかります。しかしゆったり織ることで、生地の目が詰まりにくく、肌触りの良い、柔らかで吸収性のあるパイルが仕上がります。
そのあと、風合いに最も影響があると言われている、洗い加工が行われます。
そこでは酵素を用い、一度に洗う量を通常の3分の1以下にすることで、ゆったり洗い、風合いを残します。
そのあと、丁寧かつゆったりと乾燥をし、パイル生地がやっと出来上がります。
出来上がった生地を東京に運び、生地を検品し、裁断を行い、縫製に入ります。
縫製で商品の形になったら、また検品を行います。
検品で問題のなかったものが、お店に届きます。
そのあと、お店でも最終的な検品をし、ラッピングしてお客様へお届けするようにしています。
今回は、糸が入ってくるところで遅れ、また、パイル生地を作るところ、洗うところ、乾燥するところでも繁忙期のため遅れが生じ、たくさんの時間がかかってしまいました。
このようなことが生じることがありますが、職人たちは慌てず、素晴らしい商品ができることを優先に考えて手間暇かけて行っています。
お待たせすることがありますが、ご理解いただけたら幸いです。