The Organic Centerという今年で10周年を迎えたアメリカのワシントンD・Cにあるオーガニック農業の普及機関が次の様な調査結果をこの度発表しました。
ニューヨークにあるイェシバ大学の薬学科のアルバート・エインシュタイン氏が食物アレルギーの原因物質を特定したそうです。
食物アレルギーとは食物が原因で起こるアレルギー反応です。アレルギー反応は人により様々ですが、下痢、嘔吐、腹痛などの消化器系症状、アトピー性皮膚炎、湿疹などの皮膚症状、くしゃみ、せき、などの呼吸器系症状などとして現れることがあります。
アレルギー反応の中でも、生死に関わる重篤な症状が伴うものをアナフィラキシーショックといい、原因となる物質を少量食べただけでも強いアレルゲンとなり、呼吸困難や意識不明など重篤な症状を引き起こします。最近日本でもニュース等で耳にします。
特にアメリカでは1997年から2007年にかけて18%も発祥が増えているそうで、研究も進んでいたようです。
その結果、除草剤や殺虫剤に頻繁に使用されるジクロロフェノールの高い尿素と食物アレルギーの関連を突き止めたということです。
また殺虫剤がミツバチに重大なダメージを与えているということも欧州食物安全管理EFSAが報告しています。
ミツバチの激減は農業に多くの影響を及ぼすといわれており、深刻な食糧危機を懸念する声もあります。
私達人間が真剣に考えなければならない時が もうとっくに来ているのです。
過去の「オーガニックコットンのすすめ」の記事はこちら↓
1)オーガニックコットンのすすめ~農薬が使われる様になった訳
2)オーガニックコットンのすすめ~通常の綿花の現実
3)オーガニックコットンのすすめ~静電気について
4)オーガニックコットンのすすめ~繊維の環境汚染問題