柔軟剤の問題

昨日のYahooのトップニュースに
『柔軟剤の「高残香」タイプで体調不良を訴える人が増加』というニュースが取り上げられていました。

柔軟剤の香りシリーズがとても流行っています。大手洗剤メーカーは売上が前年度の1.4倍に伸びたと喜んでいます。が、この柔軟剤に使われる香りで体調不良を訴える人が増えているそうです。

特にシックハウス症候群や化学物質過敏症の患者さんは電車やバスの中、近隣から来る匂いで体調不良を訴えています。

これらの香りにはアントラニル酸メチル、、ジヒドロキシジメチル安息香酸メチルなど多種類の化学物質を組み合わせた人工香料を使用しているそうです。

やはり大企業は大量生産とコスト削減で原料に化学物質を使用してしまうのですが、天然ハーブの香りを使ったり工夫したものもあります。

しかし、そもそも柔軟剤自体、お勧め出来るものとは思えません。
柔軟効果は、薄い油の膜で布地を覆うようにして、繊維の滑りを良くし、手触りを柔らかくしています。柔軟剤の主成分“陽イオン界面活性剤”は、界面活性剤の中で一番有害と言われています。皮膚表面を覆っている皮脂膜を溶かして除き、皮脂膜がとれてむき出しになった角質層のタンパク質を破壊し、変性を起こすそうです。小さな子供には使わないようにと言われています。また、分解されず、水に薄まっても毒性を失わず、いつまでも生物に害を与えてしまうとまで言われています。そこに香りの化学物質がプラスされているのですから、体に異変がでるのは当たり前とも思えます。

このようなニュースを最近良く耳にしますが、問題とされてからでは遅すぎます。
影響力の大きい大手メーカーこそお客様を裏切ることのないものづくりをしてほしいです。

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