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2018.05.07

出産祝いのQ&A(贈る時期)

出産祝いを渡すベストなタイミング、遅れてしまった場合はどうしたら?

出産祝いを贈り続けてきたオーガニカリーがまとめた、さまざまな立場や状況に適した出産祝いを渡すタイミングや渡し方についてです。 お客様からに相談を受けたり、お話を伺った実際の経験なども元にして多くの方の疑問、質問に応える内容にしました。

出産祝いの渡すタイミングはいつが最適?

一昔前までは出産祝いのマナーの言葉に、「お七夜(おしちや)」という言葉が使われていました。
これは『子供が生まれて七日目にお祝金を持参する』というしきたりを指しています。
しかし、実際は、生後7日目はまだまだ母子ともに安静にしていなければなりませんし、初めての出産とあればママはおっぱいをあげたりオムツ替えや夜泣きなど慣れないことばかりでてんてこ舞いなはずです。
さらに、帝王切開などでご出産された方などは、まだ産婦人科で入院している場合もあります。

と、出産後間もないうちはママは大変忙しい時期なので、先方の体の状態や内祝い等の手間のことも考えると、出産祝いは産後、少し経ってからが良いというのが実情です。

ただ、生後一ヶ月ごろに行われるお宮参りの後に出産内祝い(出産祝いのお返し)を贈るのが一般的なので、お祝いは、それまでに贈ってあげた方が、先方が一度にお返しの準備ができるので手間がかかりません。 従って、生後7日〜1ヶ月頃までと一般的には言われています。

親しい間柄で出産祝いを
渡す場合

手渡しをする

親しい間柄で渡すのであれば、先方の体調や様子をうかがってからが良いでしょう。
友人関係で訪問して渡すタイミングのお薦めは、実家等から戻ってきて、子育てのリズムが少しつかめてきた生後3ヶ月ぐらいです。
この時期なら、お友達とご飯を食べたり、ティータイムを楽しむ余裕も出てくると思います。
ママは赤ちゃんとばかりの生活に疲れてくる頃でもあるので、久しぶりのお友達との楽しい時間は気分転換にもなります。もちろん、先方のご夫婦との相談が必要です。
最近では内祝いを郵送するのもそれほど大変ではなくなってきているので、お宮参り前の時期を気にせず、友人関係であれば楽しく訪問して手渡しも良いでしょう。その場合でも少人数で伺うようにしましょう。直接渡すのであれば、熨斗などをつけずに可愛いラッピングでカジュアルに贈ることもできます。
また、例外として親しい関係の場合、連絡をして産後2,3日で入院しているところへお見舞いに伺うこともあるようです。
しかし、帝王切開なので体調が悪い場合は、起き上がるのもツライので、親しい関係であっても遠慮してあげる方が望ましいでしょう。

郵送で渡す

郵送で渡す場合は、事前に受け取れる状況かを確認する必要があります。里帰りで不在が続いていたり、入院していたりして受け取れない場合もあります。受け取れる時期と、場所をあらかじめ確認しましょう
大人数のお仲間で出産祝いを渡す場合もやはり郵送がおすすめです。
熨斗に連名で複数名記載したり、団体名を記載することもできます。どなたからの贈り物なのかを明確にしてあげれば、郵送でも問題なく渡すことができます。

上司や先輩に渡す場合

手渡しをする

できるだけ失礼の無いように基本を押さえてお七夜からお宮参りまで、つまり生後7日から1ヶ月の間で渡すのが適切なマナーとなっています。退院時期をあらかじめ確認し、退院から2−3週間ぐらいまでに渡せるのがベストでしょう。渡す日取りについてもお日柄の良い日などを選べたらベストです。しかし、先方に時間を作ってもらって手渡しをするのは迷惑をかける場合があるので手渡しをするなどは控えた方が良いです。
先方から招かれた場合、手渡しのマナーとしては袋や風呂敷などからプレゼントを出して渡しましょう。紙袋などは先方には渡さず持ち帰るのもマナーです。

郵送で渡す

目上の方などに郵送で贈る場合も熨斗をつけて贈るときちんとした印象になります。熨斗に記載する名前は贈る側の自分の名前になります。相手の名前や赤ちゃんの名前ではないので気をつけましょう。お手紙やメッセージカードも添えてお祝いの言葉を伝えるのも良い印象を与えられるでしょう。

出産祝いを渡す時期が遅くなった場合

忙しく毎日過ごしている人にとっては、出産祝いを贈ろうと思っていても、あっという間に時が過ぎていることがあるでしょう。贈るタイミングが無く遅くなってしまった場合でも、出産祝いとして贈る期限は遅くとも半年以内が目処とされています。遅れてしまったなと思ったら、メッセージを添えて素直にあやまれば大丈夫でしょう。

また、100日目のお食い初めの時期に合わせたり、ハーフバースデイの時期に合わせたりするのも良いでしょう。出産から一年以上経過してしまった場合は「誕生祝い」として贈るのが望ましいです。熨斗に記載する表書きにも「御誕生御祝」と記載するのがマナーです。その頃には赤ちゃんもだいぶ成長しているので、プレゼントのサイズや好みを再度吟味して選びましょう。