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コラム
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知っていて損のない
出産祝いの歴史、世界の出産祝い

2019年4月17日

出産祝いの歴史と世界の出産祝い

出産祝いと聞いて、皆さんはどんなことを考えますか?プレゼントやご祝儀、贈る時期や金額相場など、色々とありますよね。
しかし、出産祝いの発祥や歴史などを少し考えてみませんか?そもそもなぜ出産祝いを贈ることになったんだろう?とか、日本以外の出産祝いって何をどんな風に贈っているのか?
生命の誕生を祝う出産祝いは意外と奥深く、その奥深さを知ってみると赤ちゃんへの思いもより深くなるかもしれませんよ。


出産祝いの起源

お宮参りの用の着物が起源⁉
出産祝いの起源

日本における出産祝いの起源は正確にはわかっていませんが平安時代に行われていた『産養い(うぶやしない)』という式たりが形を変えて、現代にも残っているという説があります。産養いとは平安時代、貴族の家に子どもが生まれた時、行われていました。生後3日、5日、7日、9日の夜に家族や親戚が集まり祝宴を開き、赤ちゃんへ手作りの衣服や食べ物を贈っていました。諸説ありますが、これが出産祝いの始まりとも。

大切な赤ちゃんが無事に生まれてきたこと家族で喜びあうのは今も昔も変わらないものですね。
この産養いの名残が現代のお七夜に繋がっています。生後1ヶ月のお宮参りも同様です。


お七夜のお祝い

お七夜とは?
お七夜とは

赤ちゃんが生まれてから数えて7日目の夜を『お七夜』と呼びます。
7日目の夜に、赤ちゃんが無事に生まれてきたことを家族・親戚一同で祝い、赤ちゃんの名前を周りの人々に披露する日「命名式」を行う日でもあります。 健やかな成長を祈ってみんなでお祝いするのです。昔はおばあちゃんおじいちゃんなど家族が近くに住んでいたからこそですね。現在はだんだんと生活スタイルが変わり、家族それぞれで暮らす形になってきたので、親族一同でお祝いするというのは難しくなっていますね。


お七夜の起源

お七夜の起源は、平安時代にあると言われています。医療が発達していない時代だったこともあり、生まれてすぐの赤ちゃんの生存率はとても低く、生後7日目までは名前を授けませんでした。ですから生まれてからの1週間を無事に過ごせたことはとてもめでたいこととされ、身内を招いて盛大にお祝いをしたことが始まりです。
赤ちゃんが無事に成長したかどうかを知る、大切な節目の行事だったのですね。今は飛躍的に生存率が上がりました。食事や衛生面の充実や医療の進歩のお陰ですね。


お七夜にオススメのメニュー

一般的なお祝い行事同様、祝膳を食べます。鯛のお頭付きやお赤飯、お刺身やお寿司、仕出し料理など。家庭や地域によって様々。特に決まりはないので、出産を頑張ったママの好きなものを用意してあげるのもいいかもしれません。


命名式とは?
命名式

命名式はお七夜に家族や親族に赤ちゃんの名前を披露する儀式のことです。赤ちゃんの名前を命名書に書きますが、無事に7日目を迎えられた感謝の意が込められます。 出生届の提出期限は14日以内とされていることもあるので7日目に命名式が行えることが理想ですね。


お宮参り

お宮参りとは?
お宮参りとは

土地の守り神(氏神様)に参拝する儀のことをいいます。その土地の一員になったことを認めてもらい赤ちゃんを無事に出産したこと、そして健やかな成長と長寿を祈願します。産土(うぶすな)参りとも呼ばれます。現在では近所の神社に限らず、有名な神社など好きな神社を選ぶ人も多いですね。


お宮参りの時期

お宮参りの時期は生後1ヶ月頃を選びます。正式には男の子が生後31日目、女の子が生後32日目と言われています。
しかし、赤ちゃんやママの体調を見て、また真夏や真冬を避けたり家族で調整して良い日を選びましょう。必ずいつまでにしなければならないということはないのであまり焦りすぎずに!


お宮参りの正装

昔は、お宮参りの際に妻側の実家からお宮参り用の祝い着を贈るという習わしがあり、男の子には熨斗目という模様のお着物を、女の子には友禅模様のお着物を贈っていました。白羽二重の内着に祝い着の組み合わせがお宮参りの際の正式な正装です。ですが近年ではベビードレスやケープなどを着せる人も増えてきています。
赤ちゃんは、体温調節がうまくできませんのでより一層の気配りを忘れないようにしましょう。


世界の出産祝い

アメリカの出産祝い
アメリカの出産祝い

アメリカでは、一般的に妊婦さんが欲しいものを贈ります。
その仕組みはというと、通常、妊婦さんやその家族がネット上に「レジストリー」という欲しいものや必要なものを明記したリストを公開します。親しい友人や両親などにリストが送られ(シェア)、受け取った人は、リストを見て出産祝いの贈物を選び購入の検討をします。自動化されており、購入後は自動的に妊婦さん宛に送られるようになっています。現代ならではの合理的な方法ですね。
また、アメリカでは出産前に友人同士でベビーシャワーというパーティを行います。ベビーシャワーはアメリカ発祥の、妊婦さんのために行う”安産祈願”のパーティのこと。シャワーは『降り注ぐ』という意味で妊婦さんやこれから生まれてくる赤ちゃんに、たくさんの祝福が降り注ぐように!という意味合いがあります。通常日本では、無事に生まれてきたことを確認してから出産祝いを贈りますが近年は事前に親しい友人同士でベビーシャワーを行うことも人気のようです。

主役の妊婦さんの体に負担がかからないよう、多くが妊娠7-8ヶ月頃に行われます。ベビーシャワーの必須のアイテムで、象徴とも言えるのがダイパーケーキ(おむつケーキ)! これ1つあれば、場がかなり華やかに、可愛らしい雰囲気になるでしょう。


フランスの出産祝い
フランスの出産祝い

フランスで独自の出産祝いと言われているのが『Doudou(ドゥドゥ)』と呼ばれるぬいぐるみです。これは、言ってしまえば普通のぬいぐるみなのですが、 “ねんね"専用なのです!赤ちゃんを常に安心させてくれるアイテムで、旅行やお出かけにも。幼稚園などのお昼寝の時間などにも使用されたり、子どもが産まれる前にDoudouはちゃんと用意したの?と周りに確認されるほどフランスの方には馴染み深い存在のようです。日本でも、小さい頃にお気に入りのタオルやブランケットがあったという方はいるのではないでしょうか。ママと離れても平気なように、安心材料として一役買っているのですね。


フィンランドの出産祝い
フランスの出産祝い

北欧フィンランドでは、政府から妊婦さん宛に「フィニッシュベイビーボックス」と呼ばれる、これから必要になるであろう育児用品が一式入ったボックスが出産の祝いとして贈呈されます。なので自身での出産準備はほぼ不要。これは、福祉が手厚いフィンランドならではの政策。さすが、幸福度NO.1のフィンランド!これは助かりますね。約75年前から行われており、乳児死亡率が世界で最小なのもこうした政策のおかげと言われています。ちなみに商品が入ってる大きなボックスは、のちにベビーベットとしても使える便利品!とってもユニーク!また、フィンランドでは数年前から紙オムツから布オムツに移行する動きがあり年間約70万枚の紙オムツ消費数を削減。

エコの観点からも、地球に、人々に、優しい動きをされています。ママや赤ちゃんに配慮する上、環境までとは本当に素晴らしい。日本も見習うべきところが多いですね。


ベルギーの出産祝い
フランスの出産祝い

ベルギーでは、出産後親しい人に「誕生報告カード」を送るのが昔からの習わしです。このためのカード専門店も街中いたるところにあるほど。誕生日、生まれた時間、身長、体重、名前、両親や兄弟の名前、生まれた場所などを記載します。また、そのカードと一緒にドラジェと呼ばれるアーモンド型のチョコレートも一緒に贈ることが多く日本でいう内祝いの感覚のようなものです。
日本と違う点を挙げるとすると、出産祝いをもらってない人にも配ることもあるそう。もらった人は無条件でハッピーな気持ちになれますね。


中国の出産祝い
中国の出産祝い

中国では、生後30日目を「満月」と呼び、親しい友人などを招待し赤ちゃんの健やかな成長をお祈りするための宴が開かれます。この宴会のことを「満月酒」と言います。招待された方は紅包と呼ばれるご祝儀や純金や純銀の長い鎖と落花生などの贈物を持参します。純金は非常に貴重であり魔除けの役割も担っていると言います。また長い鎖や落花生は”長寿”の発音と似ており、赤ちゃんが長生きできるよう、意味が込められています。中国では、現金を包むことが最も一般的で、1番喜ばれる出産祝いのようです。


まとめ

相場、贈る時期、マナーなどがわかれば、早速出産祝いのプレゼント選びができますね。ちょっと知らないだけで、恥ずかしい思いをしたり、相手を不快にさせてしまうこともあるので基本は抑えておきましょう。これらさえ抑えておけば、きっと喜んでもらえる出産祝いを贈ることができるはず。


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