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Organically/オーガニックコットンのすすめ~通常の綿花の現実
コラム
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オーガニックコットンのすすめ~通常の綿花の現実

2018年10月3日

普通のコットンの作られ方

通常の綿花がどのように作られているかご存知でしょうか。普通、綿花をつくるには大変な手間がかかります。
しかし、その手間を省くために大量の農薬が使われています。

害虫を防ぐためであったり、機械でコットンを収穫するには葉っぱを枯らして落とさなくてはいけないので、人工的に枯れ葉剤を使用して、茎や葉を枯らしてから刈り取ります。

成熟してひとつづつ手摘みで収穫されるオーガニック農法の場合、繊維の自然な空洞が保たれますが、未熟な状態で枯れ葉剤を撒いて、刈り取られた綿花は、農薬によって空洞がつぶれてしまいます。
しかし、それを無理矢理薬剤を使用して膨らませて、糸切れを防ぐために化学糊を使ったり、染めやすくするために、コットンが持つ自然な油分を取ってしまい、化学染料を使用し、色が定着するようにしたり、繊維の毛羽立ちを防ぐためなどの加工が施されています。

Tシャツに使われる農薬の量

Tシャツを一枚作るのに使われる綿が約200gで、そのTシャツには150gほどの農薬が使われているそうです。また、一枚のTシャツを作るのに、2.8トンの水を消費したことになるのです。 さらに、企業の汚染廃水の20%は染色をはじめとする繊維加工工場から出ています。

コットン生産にたづさわる人々

コットンの産地の多くは貧困地域で、たくさんの子供達が生産に携わっています。
その子供達は学校に通うことも出来ず、低賃金で長時間働かされ、さらに大人達から暴力を振るわれることもあるほどです。

生産する人たちはそのような過酷な環境な上に、農薬等の薬品で健康をも蝕まれています。
また、大量の農薬を買うために借金を背負って、それを苦に自殺にまで追い込まれる人もたくさん居ます。

近年のコットン農家の問題

2002年から始まったモンサント社が最初にインドに売り込んだGMコットン(遺伝子組み換えコットン)は物凄い勢いでインド中に広がり、インドのコットンの90%を占める量になりました。
害虫に強い種で農薬不要を華々しくうたい、インドの農家を虜にしていきました。
最初は非常に上手くいっていましたが、違う害虫がきて作物は大きなダメージを受けて行きました。
また、ターゲットにしていた害虫が抵抗力をつけ始めたので、モンサント社はさらに改良してさらに高額な第2のGMコットンを売り込み始めました。
しかし、これについても抵抗力をつけた害虫が発生し、結果として殺虫剤の使用が2倍に増える結果となりました。 農家たちは害虫被害に遭い、収穫は減り、高額なGMコットンの費用と殺虫剤の費用により大きな損害となり、多くの悲劇を招く結果となっています。

現在ではGMコットンへの反対が起こり、見直され始めています。
オーガニックコットンの生産が一時GMコットンに劣っていたこともありましたが、世界市場のオーガニックコットンヘの関心が増え始め、オーガニックコットンの需要が拡大しつつあります。
GMコットンで酷い目にあった農家たちもオーガニックコットンの栽培に改めて興味を持ち始めています。
これからオーガニックコットンの需要と生産が拡大していく兆しが見え始めているようです。

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