出産祝いに避けるものはある？プレゼントを贈るときの考え方と喜ばれる選び方

出産祝いには「避けるもの」があるのをご存知ですか？

知らずに送ってしまったプレゼントが、実は「縁起が悪いものだった！」というケースもあるでしょう。

何も知らずにプレゼントした出産祝いが、相手を不快に思わせてしまう可能性もあります。

今回は、出産祝いに避けるものとその理由、プレゼント選びで困った人向けにおすすめ商品について詳しくお伝えします。

出産祝いで避けるもの【食べ物編】

出産祝いで避けるべき食べ物は、次の3つが挙げられます。

• アルコール類
• カフェイン飲料
• 糖分や脂質の多い食品

絶対にダメというわけではありませんが、産後は食べ物に気を使う人が多いので、できるだけ避けた方がいいでしょう。

それぞれ詳しく理由をお伝えします。

アルコール類

産後にアルコール類を飲むことで「母乳の分泌量が減る」「血中アルコール濃度が高まる」といった理由から出産祝いにアルコール類は避けた方がいいでしょう。

【参考】

• 妊娠中（授乳中）のアルコール｜はしもと産婦人科
• 血中アルコール濃度 | e-ヘルスネット（厚生労働省）

アルコールは、母乳の分泌量を左右するホルモン「プロラクチン」を抑制する働きがあるため、授乳中にお酒を飲むと母乳の出が悪いなどといった影響を与える可能性があります。

また、血液中に移行したアルコールは、母乳を通じて赤ちゃんもアルコールを摂取するため、お酒は出産祝いにおすすめしません。

血中濃度については、下記のようなお話もあるとのことですが、やはり個人差はあり、できるだけ飲まない環境にするためにもプレゼントとしては避けたほうが良いでしょう。

アルコールは30分~1時間で血中濃度は最高となり、乳汁アルコールは飲酒後2時間後にピークとし低下していくとされています。アルコール飲酒頻度が高いアメリカ小児科学会では、

・飲酒後2時間は授乳を避ける

・お母さんがアルコールの影響を感じなくなるまで授乳をしない

ということを推奨しています。

妊娠中（授乳中）のアルコール｜はしもと産婦人Z

とはいえお祝いとなると、やはりアルコールのようなお祝いの席での一杯があれば嬉しくなるもの。そんな場合にはこのように「ノンアルコール」を選び贈る方もいらっしゃいます。

最高すぎる出産祝いが友人たちから届いたので見て…。
いい肉をレアで食べられる幸せよ…。辛口のノンアルコールワインとの相性も最高…。元気でる… pic.twitter.com/dN5bmW3nBc

— くろめ (@chromedium96) January 2, 2022

相手のことを想った上での新しい選択肢も、喜ばれるポイントですね。

カフェイン飲料

コーヒーなどに含まれるカフェイン飲料をママが飲むことで、母乳にも少量ですが移行するためおすすめしません。

出産祝いとして、美味しいコーヒーをプレゼントする人が増えています。出産を頑張ったママ向けのプレゼントには選びたくなりますよね。

授乳中のママでも、適量（一日2杯程度）ならコーヒーを飲んでも赤ちゃんに大きな影響を与えないとの研究結果も報告されています。

とはいえ、授乳中にカフェイン摂取を控えるママは多いので、できるだけ避けた方がいいでしょう。

【参考】

• 授乳中、妊娠中にコーヒーを飲んでも大丈夫でしょうか？ | コーヒーはUCC上島珈琲
• 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ＆A ～カフェインの過剰摂取に注意しましょう～

ただ、現代ではノンカフェインのコーヒーもあり、こうした贈り物はコーヒー好きの方にとっては喜ばれるため、コーヒーだからといって、一概に全てNGとは言い切れませんね。

会員さんが出産祝いにくれたよー！
授乳中でも飲めるようにカフェインレスのコーヒー☕️
私コーヒー大好きなんだよね！
相手目線に立った心のこもったプレゼントをもらった時って本当に嬉しいよね😊 pic.twitter.com/GK90hD9pOa

— さくら🌿アラサー仲人 (@kato_sakura_) March 16, 2023

糖分や脂肪分が多い物

授乳中に糖分や脂質の多い食べ物を食べると、母乳の出が悪くなったり乳腺炎になったりと、トラブルを起こす可能性があります。

母乳は血液でできているので、食事は血液をサラサラにする食べ物が必要です。ケーキやクッキー、脂身の多い高級肉など、出産祝いに選ぶ人が多いのですが、ママの母体のことを考えるなら、より血液に健康的なものをプレゼントすることがおすすめです。

参考：妊娠中と産後の食事について｜厚生労働省

出産祝いで避けるもの【食べ物以外編】

昔から「出産祝いに縁起が悪い」といわれるものがあります。

• 刃物
• 日本茶
• ハンカチ

昔と違って今はさまざまな出産祝いを販売しているので、「え！実用性がありそうなのにダメなの？」という商品もあるでしょう。

なぜ上記3つは出産祝いで避けるものなのか、理由を詳しくお伝えします。

刃物類

包丁やナイフ、ハサミ、カッターなどの刃物類は、出産祝いにふさわしくありません。

刃物は「縁を切る」「2つに別れる」などのイメージがあるので、昔から出産祝いに刃物をプレゼントする人はあまり見かけることはないでしょう。

しかし、今は昔と違って柔軟に考える人が増えています。

例えば、キャンプ好きなママからキャンプナイフをリクエストされたなど、相手が欲しいと言ってきた出産祝いなら、刃物類をプレゼントするのは問題ないと考えます。

ただ一般的に「出産祝い＝刃物はNG」という風習があるので、プレゼントする時は産後のプレゼントに避けるものであることを一言伝えた方がいいでしょう。

友達にねだられてた出産祝いのほしい物リスト、重い腰あげて作ってんだけど
ハンカチも刃物もだめなの……？？？普通にガーゼハンカチ欲しいし貝印のピーラーとキッチンバサミめっちゃ欲しいんだけど😭😭😭見なかったフリしていい？
出産祝いぽさないから貰えるとも限らんが

— 杏奈 11/29 切迫早産自宅安静 (@ikemen_turai) September 26, 2023

日本茶

日本茶は葬式の香典返しの定番なので、出産祝いのプレゼントは避けるものとして知られています。

喜びの出産と悲しみの葬式は、感情が真逆の出来事なので、その印象をもたれてしまう可能性のある日本茶や緑茶は出産祝いに好まれないケースも少なくありません。

プレゼントする相手が無類の日本茶好きで、出産祝いにリクエストされたならまだしも、理由がない限りは避けた方がいいでしょう。

ハンカチ

出産祝いに避けるもので意外なのがハンカチです。理由は大きく分けると2つあります。

• 涙を拭う時に使うもの
• 日本語で「手巾（読み：しゅきん、てぎれ）

感動で涙が出た時にハンカチを使うケースもありますが、悲しい時の方がハンカチを使うタイミングが多いので、出産祝いには考えるべき商品になります。

また、昔からハンカチは「てぎれ（手切れ）」という読み方もあることから、出産祝いには必ずしも好まれるとは限らないため注意が必要です。

ただし、こちらも連想されるイメージによるもので、現代では贈られることも多く、あまり気にしない風潮になってきているため、贈る方の世代や思考などを踏まえ贈ることも良いでしょう。

そしてなぎちゃからお土産と出産祝いをいただいた〜😭✨かわいいガーゼハンカチと息子氏用のおもちゃ🧸💕
絶賛使わせていただく〜🙏✨
ありがとう〜🥰

写真撮ろうとしたらこっちの息子🐕が写りにきました(笑) pic.twitter.com/H0OIDzZP07

— りょーななむ🌞 (@Ryo_cos76) July 14, 2023

出産祝いに夫に何かねだってやろうと画策してて、安くてもいいから指輪買ってもらおうかと思ってたけどハンカチでもいいかもな。

— さいか@36w (@saika_chu) October 20, 2023

出産祝いで避けるもの【お金編】

出産祝いには、避けるべき金額もあります。良かれと思った金額が、実は「縁起が悪い数字だった！」というケースもあるので気をつけてくださいね。

偶数の金額

出産祝いで偶数の金額は「割り切れる」という意味から、避けるべき金額といわれています。

例えば、2万円や4万円などです。

最近は偶数の金額でプレゼントを選ぶ人も多く、あまり気にしない人がたくさんいます。プレゼントなら金額があまりわからないのでいいですが、現金で2万円や4万円をプレゼントする時は、できるだけ避けた方がいいでしょう。

高額な金額

身内やお世話になっている相手への出産祝いだからといって、あまり高額な金額はふさわしくありません。

人によって捉え方はそれぞれですが、次のようなことを思う人もいるでしょう。

• 生活に困っている人
• 内祝いに期待されそう　など

出産祝いには相手との関係性に応じた相場があるので、周囲に合わせた金額でプレゼントするのがおすすめですよ。

出産祝いは避けるものに注意！喜ばれるプレゼントの選び方

出産祝いはいくつか避けるものがあるので、相手のことを気遣ったプレゼント選びが大切です。

どういったプレゼントを選ぶと喜ばれるのか、悩んだ人は次の3つのポイントをチェックしてみてください。

予算を決めて選ぶ

まずは、出産祝いを送る相手との関係性と、立場に合わせた相場を知りましょう。

関係性	出産祝いの相場
親	3万円～
兄弟・姉妹	1万円～3万円
親戚（いとこなど）	5,000円～1万円
友人	3,000円～1万円
職場	3,000円～1万円

例えば、姉が出産した時は1万円か3万円が相場です。2万円は偶数にあたる金額なので、できるだけ避けた方がいいです。

両親から娘の出産祝いを送るなら3万円からが相場です。上限はありませんが、多くの人は10万円程度です。

実用性のあるもの

出産祝いは普段使うもの、消耗品などが喜ばれます。

例えば、赤ちゃんの洋服やおむつ、粉ミルク、お出かけグッズなどですね。

子供の服でも普段着るのに困るようなドレスやフォーマルウェアなどは、あまり好まれません。また、おむつはすぐサイズアウトするので、できればMやLなど大きめを選んだ方がいいですよ。

特別感を高めたプレゼント

出産はとても喜ばしい出来事なので、普段と違う特別感のあるプレゼントにするのがポイント！

最近は、子供の名入れギフトが人気！ハンカチやバスタオルなど、実用性ある商品に名前が入ったプレゼントは、「使うのがもったいない！」と思うほど特別感に優れています。

ラッピングやメッセージカードなど、プレゼントを開けたときが楽しくなるような、特別な出産祝いを選んでくださいね。

出産祝いで避けるものがわからない！おすすめプレゼント3選

出産祝いに避けるものがあるなんて知らなかった！

「一体どんなプレゼントが喜ばれるの？」と悩んだ時は、実用性のある商品がおすすめですよ。

例えば、次のようなプレゼントです。

スリーパー+肌着セット

実用性を兼ね揃えた「スリーパー+肌着」がセットになったプレゼントは、多くのママが喜ぶプレゼントに間違いなしです。

寝返りや寝相が悪くて寝冷えが心配な赤ちゃんにぴったりな「4重ガーゼスリーパー」。

赤ちゃんがたっぷりかいた汗をしっかり吸収！それなのにサラサラで快適に過ごせる「コットン100％の半袖肌着」は何着あっても嬉しいです。

今治パイルのハンドタオル（名入れ）

授乳中や離乳食が始まった時、よだれが出た時など実用性たっぷりのハンドタオル。今治パイルなので洗濯してもふっくら柔らかいのが特徴的です。

ハンドタオルに名入れができ、刺繍の書体や糸の色が選べます。イニシャルや日本語、飾り模様などアレンジができるので、オリジナル性に優れた出産祝いをプレゼントできますよ。

女の子バージョンと男の子バージョンがあるので、性別に合わせて選べるのもポイントです。

ふじさんスタイ

出産祝いといえば「スタイ」。最近は、たくさんの人からスタイをプレゼントされるので困るという意見をよく聞きます。

しかし、ふじさんスタイは一般的なデザインとちょっと違います！

スタイといえば胸元をカバーするデザインが多いのですが、ふじさんスタイは前も後ろも360°カバーできるデザインなので、実用性たっぷりです。

首元に触れる素材もすべてオーガニックコットンなので、肌の弱い赤ちゃんにも安心して使えますよ。

まとめ

出産祝いには避けるものがあるので、選ぶ時は少し注意が必要です。せっかく選んだのに「常識外れでは？」と思われるのは嫌ですよね。

せっかくプレゼントするなら、ママも赤ちゃんも喜ぶ出産祝いを選んでくださいね。