肌触りと吸水力が落ちたお気に入りのコットンタオルをふんわり戻す方法とは?

柔らかな風合いと優れた吸水性が魅力のコットン素材ですが、中でもタオルは毎日使うからこそ、肌触りにこだわりたいものです。

タオルの使い心地が良いと、同じタオルを何度も繰り返し使う方も多いのではないでしょうか。

しかし、何度も使っているとゴワゴワになってしまったり、ふんわり感はあっても吸水性が悪くなったりと、使い心地の悪さを感じるようになるかもしれません。

そこで今回は肌触りが悪くなってしまったコットンのタオルを、ふわふわの使い心地に戻す洗い方をご紹介していきます。ちょっとした洗い方のコツを知るだけで、肌触りと吸水性が長く保てるでしょう。

タオルがフワフワしていれば吸水性も高い!は間違い

美しく輝くコットン性のタオル
タオルのふわふわ感とは裏腹に、性質が低下しているかも…!

コットンのタオルがゴワゴワになって吸水性が悪くなってしまった。そんなとき、タオルをフワフワにすれば風合いも吸水性も元に戻ると考えて、柔軟剤を使っていませんか?

確かに柔軟剤を入れれば、タオルのフワフワ感は戻ってくるでしょう。しかし、多くの柔軟剤に含まれている界面活性剤の働きによって、コットンの表面に薄い油膜を張ることになります。

そうするとフワフワな肌触りではあるものの、水分を吸水しなくなってしまうのです。見た目と肌触りの裏側では、吸水力というタオル本来の性能が弱っているかも。

界面活性剤はコットン製品には効果がないの?

洗剤とクタクタなタオル
柔軟剤も使いかた次第!

タオルをはじめ、コットン製品を洗うときに使う柔軟剤には界面活性剤が含まれています。界面活性剤は汚れを落としやすくするのと同時に、表面に薄い油膜を張ることで柔らかな風合いをもたらすため、通常の服に関しては使用しても問題ないでしょう。

しかし、タオルやハンカチのような吸水性を重視したいアイテムについては、できるだけ使用を避けた方が良いかもしれません。また、柔軟剤を多く入れることによって界面活性剤が表面を覆うことになってしまいますので控えた方が良いでしょう。

柔軟剤を多く入れたからといって、風合いが良くなるものではないので、パッケージに示されている使用量を守ることが大切です。

コットンのタオルを洗うときには従来の洗剤だけで良し

粉タイプの洗剤
タオルの吸水力、洗剤は専門的な物が必要なのだろうか?

コットンのタオルを洗うのならば、通常の洗剤だけで十分です。液体タイプでも粉のタイプでも構いません。

通常の洗剤にも先ほどお話した界面活性剤が含まれているモノも多いですが、柔軟剤よりも使用量を抑えることができるので、吸水性が失われるのを最小限に防ぐことができます。

参考:タオルの吸水力を保つ洗い方 | ライフスタイル | NHKらいふ

どうしても柔軟剤を使いたいときには、吸水性が落ちにくいタイプを選んでください。最近では吸水性をそのままに柔軟剤の肌触りを楽しめるタイプが登場しています。

ただし、やはりコットンのタオルは柔軟剤を使わない方が吸水性は保たれますから、モノに応じて使い分けられると良いかもしれません。

コットンのタオルのゴワゴワ感は干し方で解消する

外干しタオルの様子
天気の良い日は外でタオルを干しましょう!

洗剤だけで洗うと吸水力は落ちなくても、肌触りの悪さが気になる方もいるかもしれません。タオルのゴワゴワ感は、干し方次第で、ある程度解消できます。

そもそもタオルがゴワゴワしてしまうのは、タオルの糸が倒れてしまい、さまざまな方向を向いていることが原因の一つです。それを解消するためには、洗濯したタオルを広げ、「バサッバサッ」と力強く上下に振ってください。

目安としてはタオル一枚あたり、3回以上が良いでしょう。力強く上下に振ることで、タオルの糸がしっかりと立ち、フワフワ感が復活します。

大きめのタオルは難しいかもしれませんが、振れば振るほど肌触りが良くなるので、頑張ってみましょう。

また、タオルも種類がありますので、タオルの用途に合わせて、使いすぎの場合は、新しい物に交換していくことも考えていきましょう。

お気に入りのタオルは長く使おう

コットンタオルは使えば使うほど、肌なじみが良くなります。正しくお手入れをして、フワフワで吸水性もバッチリの状態を保ちたいですね。

また、コットンのタオルは洗濯表示に使用できる洗剤や洗い方が表示されているものも多いです。なんとなく他の洗濯物と一緒に洗うのではなく、今一度確認してみることをおすすめします。

大切な贈り物であればあるほど、長く大切に使っていきたいですよね。吸わなくなったタオルも、ごわごわで使いにくいタオルも、是非参考にしてみてくださいね。

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