出産内祝いとは、出産祝いをくださった方へのお返しのことです。出産祝いは両親や兄弟姉妹、親戚、友だち、職場の人など、さまざまな人からいただくものですから、お返しをするとなると、品物選びに悩んでしまうママは多いと思います。
最近では、「出産内祝い=出産祝いのお返し」の意味合いが強くなっていますが、本来の出産内祝いは、いつもお世話になっている人に幸せをお裾分けするための習慣です。
もともとの意味も頭に入れつつ、出産祝いを贈ってくれた相手に喜ばれる品物を選びたいですね。
出産祝いのお返し(出産内祝い)で悩みやすい点がいくつかありますが、今回は「マナー」や「金額の相場」を中心に解説していきたいと思います!
出産祝いのお返しはいらない?いつまでにあげる?基本のマナーをチェック
初めて出産内祝いを贈る時、「そもそもお返しっているの?」「いつまでにあげればいいの?」など、マナーに関しての疑問がたくさん出ると思います。まずは、出産祝いの基本事項について確認していきましょう。
出産内祝いの意味
出産祝いのほかにも、結婚祝いや就職祝い、入学・進学・卒業祝いなど、人の一生にはさまざまなお祝い事があります。
お祝い事とセットになるのが内祝いですが、内祝いの「内」は身内を指しており、本来は喜びを分かち合ったり幸せをお裾分けしたりするものです。
最近では、お祝いの贈り物をくれた方へのお返しとして使われる言葉ですが、「赤ちゃんが誕生しました」「いつもありがとうございます」という挨拶やお礼の意味を持つことも忘れないようにしましょう。
出産内祝いを贈るタイミング
出産内祝いは、出産祝いをくれた方に贈るのがマナーとされています。とはいえ、実際に出産をしたママは、赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいだったり、体調万全でなかったりして大変です。
出産内祝いを経験したママたちは、出産祝いのお返しをいつまでに贈っているのでしょうか。
データ引用:マイナビ子育て「【ママ調査】出産内祝い、どんなものを贈った? 相手によって品は変えた? #プレママ1年生」
「マイナビ子育て調べ」によると、出産祝いをもらってからお返しをするまでの時期は、1~2週間以内という人が最も多く、全体の41%でした。
一般的にも、内祝いはお宮参りの時期である生後30日頃に贈るのがよいとされています。上記の調査でも、出産祝いをもらってから1ヶ月以内に内祝いを贈る人が77%を占めていますので、これを目安としてください。
出産祝いをもらってから準備するのは慌ただしいので、妊娠中に用意しておくママも多いようです。
出産祝いのお返しはいらないといわれた場合
出産祝いをもらった時に、「お返しはいらない」と言われる場合がありますが、本当にお返ししなくてもよいのか迷ってしまいますよね。
古い言い伝えとして、お祝いに対してお返しをしないことは「片祝い」「片返し」といい縁起が悪いとされています。そのため、地方によってはお祝い事の内祝いは常識ということもあるのです。
出産内祝いについての意見をSNSで調査してみたところ、興味深い結果が得られました。
出産祝いのお返しはいらないという人もいますが、お返しがないことで「モヤモヤする」「常識がないと思う」という人は非常に多いです。
たとえ「お返しはいらないよ」といわれても、社交辞令と捉えた方が良いでしょう。一般的にもお祝いをもらったらお返しをするのがマナーと考えられていますから、親しい仲であっても出産祝いのお返しはした方が無難です。
相手にお返しがいらないことを強く強調された場合は、出産内祝いとしてではなく、帰省のお土産を渡したり、別の機会にプレゼントをしたりするのがおすすめです。
やはり、出産内祝いをもらうと嬉しいという人は多いようです。
出産祝いのお返しは、お祝いをしてくれた相手に日ごろの感謝を伝える良い機会となります。高額な贈り物をすることよりも、幸せをお裾分けするという気持ちを大切にしたいところですね。
出産内祝いの金額の相場は?
出産内祝いの金額の相場は、贈る相手との関係性やもらった金額によって異なります。品物を購入する際の予算を立てるためにも、出産内祝いの金額の相場を確認したいところ。
ここでは、ケースごとに異なる出産内祝いの金額の相場を解説していきます。
出産内祝いの金額は1/3から半額
出産内祝いの金額は、いただいた金額の3分の1から半分程度が相場です。
関係性によってまちまちですが、両親や近しい身内、会社の上司など目上の人へのお返しは3分の1が目安とされています。あまり顔なじみのない親戚や友人、会社の同僚や後輩へのお返しは半額程度を目安にしましょう。
いただいた金額よりも高額の品物を贈ることや、目上の人に半額以上の品物を贈ることは失礼にあたるため注意が必要です。
相場より低くても良い場合もある
相場よりも高額な出産祝いをいただいた場合には、無理に半額のお返しをする必要はなく、3分の1程度でもマナー違反にはなりません。
とはいえ、対面や電話などで丁寧にお礼を伝えることを忘れないようにしましょう。
また、友達や職場の同僚などから連名で出産祝いをもらうケースもあります。この場合、1人ひとりにお返しをする必要はなく「いただいた出産祝いの金額の半分÷人数」が内祝いの相場です。気軽に配れる個包装のお菓子や飲み物などが人気です。
出産祝いをもらっていない相手には気を遣わせない
出産祝いをもらっていない人に、赤ちゃんが産まれた報告や挨拶として内祝いを贈る場合もあります。あまり高額な品物を贈ると、出産祝いを催促されていると取られる可能性があるため、1,000~3,000円程度を目安にしてください。
出産内祝いの金額に地域差はあまりありませんが、心配な場合は両親や住んでいる地域の方に相談してみてくださいね。
出産内祝いの贈り物にはどんな熨斗(のし)をつける?表書きの書き方は?
お祝い事の贈り物で必須となる「熨斗(のし)」には、いくつか種類があります。
熨斗にも気を付けたいマナーがいくつかあるため、併せてチェックしていきましょう。
出産内祝いの熨斗は蝶結びの水引
出産内祝いに使われる熨斗は、紅白蝶結びの水引です。蝶結びは何度も結び直せることから、入学祝いや合格祝いなどの繰り返しても嬉しいお祝い事でつけられます。
もともと、熨斗はお祝い事の贈り物に添えられていた熨斗鮑(薄くのして干した鮑)のことを指すものでした。しかし、現代では熨斗鮑と水引が印刷された紙を熨斗と呼ぶのが一般的です。この略式の熨斗は、熨斗紙とも呼ばれています。
熨斗紙は本来の熨斗を簡略化したものですので、出産内祝いに限らず、目上の人への贈り物では失礼に当たる可能性があるため注意が必要です。
水引の本数
お祝い事で用いられる水引の本数は3本、5本、7本の3種類です。3本は5本を簡略化したもので、プチギフトなどに使用されます。基本的には5本の水引を使用しますが、丁寧な贈り物には7本を用います。
水引の結び方
水引とは贈り物を包む紐のことで、幸運の象徴や魔除けの意味を持つものと考えられているものです。水引の結び方を誤ると大変失礼になるため、間違えないように十分気を付ける必要があります。
結婚祝いや退院祝いなど、何度も繰り返すのを避けたいお祝い事では「結び切りの水引」を使用します。
関西で広く用いられている「あわじ結び」は結び切りの一種とされていますが、結び目の形が鮑に似ていることから、出産内祝いでも使用されます。
内のしと外のし
熨斗のかけ方には「内のし」と「外のし」の2種類があります。
出産内祝いは身内をお祝いするものですから、控えめな印象の方が良いとされています。よって、贈り物に直接熨斗をかけ、その上から包装する「内のし」にするのが一般的です。
「外のし」は包装紙の上から熨斗をかける方法で、結婚祝いや出産祝いなど、相手をお祝いするときに用いられます。
表書きには「出産内祝」と書く
熨斗の上段を「のし上」、下段を「のし下」といいます。
出産内祝いののし上には、「出産内祝い」もしくは「内祝い」と書きます。本来、内祝いは幸せのお裾分けを意味するため、「御礼」と書くのはマナー違反とされているのです。
ただし例外として、里帰り出産をした場合など、両親に出産内祝いを贈る時は「御礼」と書いても問題ありません。
のし下には、両親の名前ではなく赤ちゃんの名前とフリガナを記載します。通常、内祝いでは送り主の名前を記載しますが、出産内祝いは赤ちゃんの誕生を祝うものですから、特別なルールが設けられているのです。
双子の赤ちゃんの場合は、先に生まれた子の名前を右に、後に生まれた子の名前を左に書きます。
まとめ|出産内祝いにOrganicallyのギフトセットを贈りませんか?
出産祝いのお返し(出産内祝い)にはちゃんとした意味があり、さまざまなマナーがあるため、新米ママは頭を悩ませてしまうかもしれません。
しかし、きちんとマナーを守って出産内祝いを贈れば、受け取った人に喜んでもらえることでしょう。
出産の前後は何かと大変な時期ですから、前もって内祝いを準備しておくのがおすすめです。忙しいママは、出産内祝いをインターネットで購入することをご検討ください。
Organicallyでは、出産内祝いに最適なギフトセットをご用意しております。出産祝いの商品も多数取り揃えているので、赤ちゃんへのプレゼントにもおすすめです!
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