出産祝いに人気‼
夏冬スリーパーの使い方と選び方
2022年3月1日(更新)
〝スリーパー〟とは、その名の通り、赤ちゃんの心地よい眠りを手助けするアイテム。
でも、持っている人は意外と少ないみたい?「一度、使うと手放せない」という声も多く、
新生児期から小学校低学年くらいまでの長期間使える便利アイテムですが、
「そもそも、スリーパーって必要なの?」、「いったい何がそんなにいいの?」との声もちらほら。そこで、そんな疑問にお答えすべく、スリーパーの魅力と使用方法、素材や形の上手な選び方をご紹介します。
スリーパーってどんなもの?
それを何度もかけ直すパパ&ママの力強い味方!
直訳すると寝間着のことですが、赤ちゃん用に限っていえば、ベビー服やパジャマの上から身に着ける〝着せる布団〟のようなもの。首回りや腕回りがゆったりしているので着脱させやすく、赤ちゃんにとっては寝心地もGOOD。新生児から幼児期まで長い間使える寝具です。
寝相の悪い赤ちゃんや子供を朝までしっかり温めて包んでくれるので、夜中にふと子供に手をやると何も掛けていなくて、手足が冷たくなっていた。案の定、翌朝には寝冷えで〝風邪〟なんて、よくある事態を回避できます。毎晩、夜中に起きるたびに布団をかけ直すパパ&ママも労力も減り、寝不足からも解放してくれる力強い味方です。寒い冬場はもちろん、夏のエアコン対策にもひと役買ってくれるでしょう。
スリーパーを使うことのメリット
肌トラブルや眠りの浅い赤ちゃんにも効果的
スリーパーには本来の目的である寝冷え対策のほかにもたくさんのメリットが。そのひとつが、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防です。まだ、原因は特定されていないものの、掛布団などで息がしにくくなることが原因のひとつではないかと考えられています。赤ちゃんの顔がしっかり出るスリーパーは、SIDSの予防に有効だといわれています。
ほかにも、スリーパーに包まれることで赤ちゃんが安心して、寝かしつけるのが楽になった、寒い時期の夜中の授乳やおしめ替えの際の防寒対策に役立った、乾燥肌のお子さんの肌トラブル解消に手放せなかったという声も。また、簡単に着脱できるので、お昼寝中の赤ちゃんにジャンパー代わりに着せて、外出するときも便利というママの声もあり、様々なシーンで活躍するアイテムといえるでしょう。
ともかく寝相の悪いわが子(兄弟)たち。ふたりとも気が付くと、何も掛けずに寝ていいるので、冬場はそれが原因で必ず、風邪をひいていました。ママ友からスリーパーの存在を聞き、使ってみたらうちの子たちにはピッタリ‼ もっと早く知りたかったです。
うちの子はひどい乾燥肌で、寝ている間に身体を掻きむしってしまっていたのですが、スリーパーを着せているとそれを防ぐことができました。掻くと肌が乾燥してさらに痒くなるという悪循環だったので、予防できてとても助かりました。
うちの子は、眠りが浅くちょっとした刺激ですぐ目を覚まします。せっかく寝たのに、ジャンパーに袖を通している間に起きてしまうのは悔しい。そこで、寝ている間に済ませたい近所の買い物は、サッとスリーパーを着せて、抱っこひもやベビーカーに入れて連れて行っています
いつ頃から使うの?
目安としては、赤ちゃんが手足をバタバタ動かしはじめる生後3か月頃から。この時期は、赤ちゃんが掛け布団を蹴とばしはじめる時期でもあるのですが、月齢が上がってから、急にスリーパーを使用すると嫌がって着てくれない赤ちゃんもいます。早い時期から慣れさせるために、生後3カ月頃をひとつの目安にするとよいでしょう。
さらに年齢が上がり、自我が芽生えた頃やイヤイヤ期になると、寝る前に着せようとしても、嫌がってしまうことも。「よく眠れると思って、せっかく買ったのに、全然着てくれない……」。こういうときは、お子さんが深い眠りについてから着せる方法もあります。その場合は、簡単にスナップでとめられるものを選んで。スリーパーを着ることで、赤ちゃん自身が気持ちよく眠れると実感できれば、嫌がらずに着てくれるようになるでしょう。
スリーパーの選び方
ジャストもだめ、大きすぎもだめ、気持ち大きめがベストです
寝るときに使うものなので、寝返りや身体の動きを邪魔するぴったりサイズは赤ちゃんにとって寝苦しいもの。同様に、大きすぎるものは、防寒性が低い、身体に巻き付いて動きづらいなどの理由からオススメできません。
身体を自由に動かせて、ほどよくゆったりしたものが赤ちゃんが快適に眠れるサイズです。具体的にいうなら洋服サイズが60~70㎝のお子さんには90~100㎝のサイズを選ぶとよいでしょう。オススメは新生児から3歳ぐらいまで着用できるサイズです。
1枚目はオールシーズン使える
ちょっと大きめがベストです
スリーパーの主な形は、一年中使える袖なしタイプ、寒い時期に着せたい袖ありタイプ、新生児期から長く使える2Wayタイプ、冬場のおでかけにも活躍するオールインワンタイプの4タイプ。それぞれ、メリットや注意点があるので、下の表をチェックして、お子さんにぴったりの形を選んで。
新生児~3歳ごろまで
<メリット>
寝返りが打ちやすい
寝かせたままでも着せられる
1枚でオールシーズン使える
使える期間が長い
袖がないので、冬は布団と合わせて使用するとよい。 首が座るまではスナップタイプ、身体がしっかりしてきたら、着脱が簡単なファスナータイプもオススメ。
袖なしのタイプはスリーパーの定番とも言えるほど、さまざまなメーカーで作られています。中でもおすすめしたいのはオーガニックコットンを使用したスリーパー。このスリーパーは首に触れる縁取りの生地にもオーガニックコットン100%の生地を使用しているので意外とスレる首周りの弱いお肌に当たっても安心です。
よちよち期~入学前ごろまで
<メリット>
起きているときに着ていても、動きやすい
1枚でオールシーズン使える
寒い時期(10月~4月頃)にオススメ
少し着せにくいので、嫌がる子や暑がりの子には、向かない場合も。
新生児~入学前ころまで
<メリット>
成長に応じて調整ができる。
股下のスナップを止めれば、寝相の悪い子も安心。
使える期間が長い。
前開きタイプがほとんどでスナップが多く、すばやく着せにくい。
よちよち期~3歳ころ
<メリット>
全身を包み込んでくれるので、保温性が高い。
寒い地域や冬場のおでかけなどでも活躍。
スリーピングバッグとも呼ばれている。
足を動かしにくいので寝返りが打ちづらい。
足の裏まで隠れるので、足裏での体温調節ができないので親が様子を見てあげる必要あり。
おむつ替えが少々大変。
季節に合ったスリーパーの素材とメリット、注意点のまとめ
洋服と同様に、スリーパーも季節にあった素材があります。赤ちゃんが暑すぎたり、寒すぎたりしないように素材を選ぶことが大事です。代表的な素材は綿、パイル、毛布、フリース、ダウン。ここでは、それぞれの素材のメリット、注意点をご紹介します。
春から夏にかけては、通気性がよく、汗を吸い取ってくれるものがオススメ。綿素材のものを選ぶと洗濯もしやすく、お手入れもカンタンです。掛け布団と併用することで、一年中使うことができます。
<綿・麻>
(3-10月頃)
丈夫なので長く使用できる。
部屋が寒くなければ1年を通して使える。
洗うと縮みやヨレが出るが、柔らかな風合いに。
<綿>
(1年を通して)
ふわふわ柔らかな肌触り。
丈夫で洗いやすい。
タオル地で作られているため引っかかりやすい。
ほつれはハサミで切るとよい。
秋から冬にかけては暖かさを重視した素材がオススメ。保温性、吸湿性に優れた毛素材、リーズナブルでお手入れもカンタンなフリース素材、軽量で羽毛布団と同等の暖が取れるダウン素材。寒いうえに乾燥する季節なので、赤ちゃんの体質や肌質と相談しながら選んで。
素材によるしよう時期は住んでいる家の室温やお子様が暑がりかどうかなどで個人差があります。お布団をかけたり、着せるパジャマを変えたり、調整してうまく使えば無駄なく長く愛用できますよ。
<ウール・ポリエステル>
(11-3月頃)
保温性、吸湿性に優れているので冬でも寝汗をかく赤ちゃんにぴったり。
<マイクロファイバー>
(11-3月頃)
<羽根>
(11-3月頃)
寒い地域や、冬キャンプにもオススメ。
すごく温かいのに軽量。
出産祝いにもオススメする理由
というママが多数
最近は、ママたちの間で「自分じゃ買わなかったけど、プレゼントされてとても便利だった」とひそかにスリーパーが注目されています。よくある〝出産準備リスト〟に入っている必需品ではないため、初産のママでは存在を知らなかったという人も。スリーパーの便利さは使ってみないとわからないので、近くに使っている人がいないと、ママ自身で買う人は意外と少ないよう。ママ友に聞いて使ってみたら思った以上に便利だったという方が多いようです。
実際、お店で「お祝いでもらえると案外嬉しい」という声もよく聞きます。赤ちゃんは成長が早いので、洋服をプレゼントしても、すぐに着れなくなることも。スリーパーは新生児から3歳ぐらいまで長く着られるのも魅力。ご自身で使うのはもちろんですが、お値段も手ごろで、使用できる期間も長く、贈り物にも最適なアイテムといえそうです。また、名入れができるサービスをしているところもあるので、さらに特別感のある出産祝いを演出でき、心のこもった贈り物となるでしょう。
まとめ
いかがでしたか? もちろん、ベビー布団やおくるみなどで代用することも可能ですが、着脱が簡単で、様々なシーンで活躍するスリーパー。1枚用意しておいて損はないかも。