オーガニックコットンのすすめ~通常の綿花の現実

今日は通常の綿花がどのように作られているか、その現実を伝えたいと思います。
普通、綿花をつくるには大変な手間がかかります。

その手間を省くために大量の農薬が使われています。

害虫を防ぐためであったり、機械でコットンを収穫するには葉っぱを枯らして落とさなくては
いけないので、人工的に枯れ葉剤を使用して、茎や葉を枯らしてから刈り取ります。

成熟してひとつづつ手摘みで収穫されるオーガニック農法の場合、繊維の自然な空洞が
保たれますが、未熟な状態で枯れ葉剤を撒いて、刈り取られた綿花は、農薬によって
空洞がつぶれてしまいます。

しかし、それを無理矢理薬剤を使用して膨らませて、糸切れを防ぐために化学糊を
使ったり、染めやすくするために、コットンが持つ自然な油分を取ってしまい、
化学染料を使用し、色が定着するようにしたり、繊維の毛羽立ちを防ぐためなどの
加工が施されています。

Tシャツを一枚作るのに使われる綿が約200gで、そのTシャツには150gほどの農薬が
使われているそうです。
また、一枚のTシャツを作るのに、2.8トンの水を消費したことになるのです。
さらに、企業の汚染廃水の20%は染色をはじめとする繊維加工工場から出ているそうです。

また、コットンの産地の多くは貧困地域で、たくさんの子供達が生産に携わっています。
その子供達は学校に通うことも出来ず、低賃金で長時間働かされ、さらに大人達から
暴力を振るわれることもあるほどです。

生産する人たちはそのような過酷な環境な上に、農薬等の薬品で健康をも蝕まれています。
また、大量の農薬を買うために借金を背負って、それを苦に自殺にまで追い込まれる人もたくさん居ます。

安い安いと思って、手を伸ばしている商品の背景にはそんな悲しい現実があるのです。

安いと思って買ったものはあまり大事にされず、すぐに捨てられてしまったりもします。
繊維の廃棄物は、全埋め立て地の5%にものぼるそうです。
廃棄物にも化学薬品は残ります。

私達はそのような環境を少しでも変えられればと想い、オーガニックコットンやフェアトレードの
必要性を強く感じています。

私達の子供達の未来のためにも、薬品だらけの環境から、土壌自体を改善して本来の姿に近づけ
温暖化や異常気象がこれ以上進まないように出来たらと願うばかりです。

人間が自然の中に住まわせて頂いていると思わなくてはと、私達は思うのです。